施工事例
Works
木材利用推進コンクール 環境大臣賞(優良施設部門)
日本エコハウス大賞 NEXT木造オフィス賞
自然循環型CLT&ZEBオフィスビル


地域の山から製材した木で建築し
木の心地よさを感じながら
太陽や雨の恵みを活用するZEB&CLT建築
本プロジェクトは、Z E B(N e t Ze r o E n e r g y B u il d i n g)の性能と、木造ならではの意匠的魅力を兼ね備えた、自然循環型のC LT(C r o s s L a m i n a t e d Ti m b e r)オフィスビルです。
地域の森林から伐り出し製材された木材を使用し、建築全体を通して木の温もりと香りに包まれた空間を創出するとともに、太陽光発電、太陽熱利用、雨水利用、自然換気などの自然エネルギーを最大限に活用。
高断熱・高気密による温熱環境の最適化とあわせて、LCCO ₂削減の視点に基づいた設計・施工を行いました。
地域に根ざした木造・C LT中大規模建築の普及を見据えた先導的事例として、建築後もそのエネルギー性能や環境負荷低減効果の「見える化」を行い、地域社会とともに、次代の環境建築のあり方を実証・共有していきます。


エントランス
格子のある前庭の先に漆喰で囲われた風除室があり雑木の庭から自然と一体となった木の建築の中へ入る


吹抜け階段室
屋内は漆喰と構造現しの木に囲われ、吹抜けでは、緑の溢れる前庭と、青空といった上下の窓を一望することができ、木の中に入ったような自然を体感する


営業部オフィス
営業部、総務部のオフィスは社長室と繋がり造作の本棚により居心地が良く作業効率があがる


応接室
2階にある応接室では来客がエントランスの坪庭から突き抜けた植栽を眺めることができる


デッキスペース
デッキスペースは社員の休憩あるいは来客との憩いの場として杉に囲われた低く深い軒の空間


応接室
応接室の障子をしめれば柔らかな光が空間に充満する、吉村順三とイサムノグチの照明を添えた


社長室
社長室には、天窓と太陽熱利用のシャフトがあり、太陽の恵みを実感しながら執務することができる


工事部オフィス
1階オフィスには桧の天井の下で業務する、障子をあければ庭の植栽を眺められる


多目的室
多目的室では音響やスクリーンなどの設備があり様々な用途に対応する


事務部オフィス
ミーティングテーブルといった家具も木材で造作して配置している


社長室
北側窓の障子を開けると姫路の稜線が見える


会長室
会長室にも天窓があり太陽熱エネルギーを利用したシャフトから冬には温かい空気が流れる


会議室
CLTの木質を感じられる2階会議室にはコーナー窓があり地域の気配を感じられる


外観
夕景の外観を眺める
| 施主 | 山陽建設株式会社 |
|---|---|
| 設計者 | 前川建設株式会社 前川桂恵三 |
| 施工 | 前川建設株式会社 |
| 構造 | CLTパネル工法 |
| 性能 | 完全『ZEB』 |
| 延床面積 | 591.85㎡ |
| 主要樹種 | 杉・桧(ともに兵庫県産材) |
| 木材使用量 | 240.33㎥ |